ぎっくり腰の治療 重要な注意点 

前回のブログでお伝えした通り

 

脊椎の影響は、身体に変化を与えます。

 

今回のケースは、腰の痛みが身体を歪ませる臨床例です。

 

この下の写真の方は、40代の男性です。(来院日に後方より撮影)

 

513b2

 

会社では、1日10時間以上座っていることが多く

 

慢性的な腰痛に悩まされていて、数日前にぎっくり腰になる。

 

過去にも歩けなくなるぐらいの「ぎっくり腰」を3回している。

 

513b1

上写真の赤丸をしているところに椎間板性の圧迫(変性)がある可能性あり

 

痛みを避けるように脊椎を防御的に傾かせています。

 

一見、身体が左に曲がっているので、この左への曲がりの伸ばすために

 

左側を伸ばして、背骨をまっすぐに伸ばしたくなる方がいらっしゃいます。

(特に施術者側には、評価方法を間違えることがあり得る)

 

しかし、それは絶対にしてはいけません。

 

この場合、痛みを避けるために赤丸の部分を開くように

 

自然に身体が歪んでいるのです。

 

IMG_0559

 

上の写真が2日後の3回目の施術後の写真です。

 

身体がまっすぐに伸びているのがわかると思います。

 

IMG_0558

 

施術では、右側の椎間を開き、左側に動揺した椎体を

 

元の位置に戻すようにしたのです。

 

圧迫がなくなったので、身体は、自然に歪まなくなりました。

 

脊椎では神経などの重要な組織が圧迫されると、今回のような防御姿勢を

 

とります。そのサインを見逃さずに正しく分析・評価できれば

 

ぎっくり腰の辛い痛みを最短で痛みのない状態に導けるのです。

 

513b2→ IMG_0559

来院日                2日後

*但し、急性の腰痛だからと言って、今回のようなケースばかりではありません。その時の状態によりアプローチは変わります。結局のところ問診・検査・分析・評価が重要なのです。

 ぎっくり腰のセルフケア法 はこちらを参考にしてください。

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