ダンサーに重要な関節軸調整

関節軸調整テクニック(Joint Axis Adjustment Technique)

以前、『雑巾絞り症候群』というタイトルをUPしたことがありますが、この調整を行うのが関節軸調整法(以下JAA)です。

ではその雑巾絞り症候群とは?

先ず、濡れ雑巾を絞ったイメージをしてください。ギュッと捻って絞られた状態です。そして、その雑巾をポイっと洗面所の角にでも置いておくとします。2日も経過するとその雑巾の水気はなくなり、固まっているはずです。絞ったままに固まっているので、解こうとするとガビガビ、、そうこの雑巾を解こうとしても解けない状態が人間のカラダ、特に背骨・骨盤に起きているのです。

 捻った状態で固定され、これら関節を取り巻く筋肉や筋膜により捻った状態で固定されているのです。一方へ捻った状態が反対に捻った時に、解ければ問題ないのですが、反対に捻った時も、この捻れが解けないと、捻った状態が累積するのです。まさしく乾燥して捻られた雑巾状態なのです。

 その捻った状態の背骨や。骨盤で前に曲げたり、動かしているので、突然の痛いに襲われたり(ぎっくり腰や寝違え)、またその捻れが蓄積すると痛みや凝りの原因になるのです。

一般の皆さんは、日常の生活でこのパターンになりやすいのはもちろんですが、特に身体を捻る動きの多いバレエダンサーやフラメンコダンサーがこの状態に陥りやすいのです。

フィギュアスケーターのジャンプは関節軸調整は重要!

ダンサーの多くが、同方向への回旋(捻り)が得意だと思います。得意な方向を変える必要はないのですが、この状態が蓄積した時に障害が起きます。(特に背骨の軸が崩れてきた時)人間は常時、重力を掛かった状態で生活していますので、当然と言えば当然です。この重力化で軸を保つには、JAAテクニックなのです!

ご自身の軸の確認からスタートしましょう!

 例えば、壁に背中と後頭部を軽くつけて、首を左右に回してみてください。どちらか一方は、クルッと背骨の真ん中の軸で回転しているのがわかり、反対側は、軸で回転できず、外回りしている(回しにくいと感じるかもしれません)感じがすると思います。これは誰にでも起きている現象です、首だけではなく、腰と骨盤にも起きています。こららの状態が悪化した場合に、JAAテクニックで蓄積した捻れを取り除くことができ、正しい回旋軸を取り戻すことができるのです!

 バレエダンサー、ゴルファー、野球、サッカーなどカラダを捻るスポーツは多いし、楽器演奏や踊りなども同様です。カラダが絞られ固定された状態で演技やプレーをすれば、当然パフォーマンスは低下するし、怪我の原因にもなるのです。

身体の軸の崩れを感じてる方、痛みが取れない方は、ご相談くださいませ!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする


コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です