姿勢改善プログラムをデザインする!

最近、ブレンディッドファシリテーター養成コースという講座を受講しました。その理油は、姿勢の改善を伝えることが、とても難しく感じているからです。

以下ブログを通じてそのサンプルケースをお伝えします。

以前のブログ記事でご紹介したように、スカートが回る方向で骨盤の歪みはわかります。時計回りに回る方は右の骨盤後ろに歪み、左の骨盤が前に歪みやすく、逆に時計と反対回りする方は、右の骨盤が前に歪み、左の骨盤が後ろに歪みやすいのです。

このスカートが回ることと股関節痛の関係についてイラストを使って、身体の中で何が起きているかを説明いたします。歩いていてスカートが回りやすいということは、身体の軸が左右どちらかにあります。

座り方 歪みあり 動揺性あり

上のイラスト人の場合(後方から見た状態)は、スカートは、時計と反対回りしやすくなります。この場合の腰から股関節は、下イラストのような状態です。(後方より)

pelvic06

この左側への動揺により、左足の股関節の軸が崩れ、痛みや違和感の原因になります。

また、右足は、筋肉が固まることにより股関節も詰まった状態になり、これも障害の原因になります。(この股関節は、臨床上 変形性股関節症の原因になる可能性があると感じています)

スカートが、少し歩けば回ってしまう、座るとすぐに足を組みたくなる女性は、股関節に負担がかかっている可能性が高いのです。また、それは膝の痛みへの原因にもなります。

ここから2020年版 続編を作成しました!

この姿勢の方が、今感じているのは『足をすぐ組んでしまう』『スカートが回ってしまう』『骨盤が歪んでいるかも』『股関節に違和感あるかも』。そう『今は痛くないから大丈夫』な状態だとしたら。

人は痛みがないとその習慣はなかなか変えることができません。自分自身に置き換えてみても痛みなどのトリガーが発生しないと行動変容することがなかなかできないのが人間なのだと思います。

『今は痛くないから大丈夫』が様々な日常習慣病の大きな原因だと思っています。

では、どうすれば、この痛みがないうちに姿勢の重要性を伝え、その方が実行してくれるのか?

姿勢の重要性をファシリテートしていくために、今後は『姿勢改善プログラムをデザイン』する必要性を感じています。

日本人で膝や股関節などの変形性疾患に罹患している人は70歳以上では人口の95%と言われているのです!(東京大学22世紀医療センターの研究より)

『今は痛くないから大丈夫』な状態から、カラダの歪みを取り除き、正しい姿勢を身につけてもらうための姿勢改善プログラムをデザインしていきます!

木津直昭

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