赤ちゃん抱っこで親指や手首が痛いお母さんは、必見です!!
お母さんが(お父さんも)赤ちゃんを抱っこし過ぎた後に
手首や親指が痛み、来院される方を多くみかけます!
これらは、昔から産後の女性に多いとされる
「ドケルバン病」や「手根管症候群」という障害の可能性があります。
最近では、パソコンやスマホの使い過ぎで
発症するケースも珍しくありません。
ドケルバン病は
親指を伸ばす筋である、短母指伸筋腱と長母指外転筋が
手首の背側にあるトンネル(腱鞘)で起こる腱鞘炎です。
病態としては、腱鞘が肥厚したり、腱の表面が傷んだりして、
さらにそれが刺激し、悪循環が生じると考えられています。
親指付け根や手首に腫脹や圧痛があり、
母指を他の指で包み込み、そのまま小指側に曲げるテストで
痛みが増強すると陽性です。(下写真:フィンケルシュタインテスト)
そこで、今回は 子供を抱っこして手首や親指に痛みが出てしまう方へ
負担のかからない「親指赤ちゃん抱っこ法」をお伝えいたします。
通常、お尻を支える手を観察すると親指の付け根で支えていることが
わかると思います。(下写真)
この持ち方が、手首の手根骨の配列を崩し、痛みとなって表れるのです。
この親指の付け根で持つのをできるだけ
下の写真のように親指と他の指で、お尻を包み込むように持つと
負担が軽減されます。
時々、この持ち方で赤ちゃん抱っこしてみてください。
また、手首が深く曲がるのも良くありません。
赤ちゃんの体重が重くなれば、なるほど大変ですが
抱っこの仕方一つで多少軽減できるはずです。
痛みが強い方は、患部を冷やして、
医師やカイロプラクターにご相談することを
おススメいたします!