ドケルバン病による手・腕の痛み 症例報告
ドケルバン病については
以前より研究を進めております。
最近でも数例の患者さんがみえました。
共通して言えるのは、手の使い方が原因であること。
その使い方とは、上の写真のように親指の先を使わずに
親指の根元を使って物をつかんだりすることです。
ペンや箸、マウスやスマホ、そしてゴルフクラブ
全て同様な持ち方をしています。
結果、下写真のように短母指屈筋が拘縮してしまい
ドケルバン病(長母指伸筋腱の肥厚)の原因になるのです。
このドケルバン病を治すには、これら拘縮や癒着した筋群を
リリースさせることと日頃の指の使い方の修正が大切になります。
この患者さんは、数ヶ月前からの親指の痛みから、
前腕から肘にかけての痛みと肩周辺にまで及んでいた痛みとしびれ感でした。
症状は5回の施術で消失しました。
改善後には下写真のように短母指屈筋の腫れも消え、
手のひらも大きく開くようになりました。
この患者さんからは、「不思議なことに、症状が消えると
教えてもらった正しい指の使い方が自然にできるようになりました!」
とコメント頂きました。
ドケルバン病研究と指の使い方等については、
以下のリンク先を参照にてください。