内股症例報告3:子供の内股歩行の改善(動画研究1)
内股歩行の子供たちが増えています。
今回は、動画を使って施術後の変化を見てみました。
Case:
2歳時から膝痛があり、内股歩行が気になっていた。
整形外科では、様子見と言われていたのですが、9歳になり
膝痛も続いていて、内股歩行と猫背が気になり来院する。
歩行分析:
6月の施術前は両足とも内股気味になり、骨盤の左右への揺れが気になる
2ヶ月後の8月には、内股歩行もだいぶ改善され、骨盤の揺れも少なくなる
施術内容:
内股歩行ですとその患部(足首)に目が行きがちですが
当院の治療で特に意識したのは「骨盤の後傾と猫背の改善」です。
そして体幹を強化することと、足底アーチの矯正です。
2ヶ月後には、膝痛もなくなり本人もご両親も大変喜んでくれました。
原因:
内股歩行の原因は、先天的な機能障害を除けば
幼少の頃からの生活習慣が大きく左右すると考えられる
*ハイハイが少なかった
*ぺちゃんこ座りをしていた
*床座りが多い
*ゲームをする時間が長い
*猫背
*外で遊ぶことが少ない
結論:今回の9歳の子のケースは
床でゲームをする時間が長かったことと
外で遊ぶことが少なかったことが原因と考えられます。
子供は、外で駆け回って遊ぶことは仕事です。
ゲームはカラダの成長に必要な自然なステップを
カットしてしまい、その後の健康にはいい影響は与えません。
現在の社会環境では、なかなか難しくなってきていますが
今の子供たちの健全な成長とって重要なのは、
まわりが一緒に外で遊んであげたり、
山登りに連れて行ったりすることかもしれません。