自宅での「寝違え」セルフケア法
[KIZUカイロプラクティック] 寝違え/急性頚部痛・対処法と予防法
はじめに20分間冷却します。その後、患部からはずして20分たったら再び20分間冷却してください。(20分間のインターバルをとります)この間隔で5回冷却を繰り返してください。
冷却にはアイスノンや保冷剤が最適です。アイスノンや保冷剤はフェイスタオルに包み、患部に当てる面を少しだけ湿らせてください。保冷剤がない場合はビニール袋に氷を入れて少しだけ水をいれます。氷で冷やす場合は患部にフェイスタオルを当ててください。
冷却の時は、楽な姿勢になります。胸の下とお腹の下にマクラを入れてうつぶせになると力が抜けてリッラクスします。その日は無理をせず安静にします。運動・首をぐるぐる回す・ストレッチ・ソファーや床に座る・飲酒は禁忌です。もちろん、スマホやPCも厳禁です。入浴は控え、シャワーにしてください。日中はイスに座り、背中が丸くならないようにしてください。イスには深く腰をかけ、背中に何かあてると座りやすいです。
寝る時は、仰向けで寝るようにしてください。その際、高いマクラは避けてください。バスタオルを代用して簡易マクラをつくると良いです。バスタオルが2枚ある場合には、1枚は丸めてこぶし1個くらいの高さにし、肩のラインに合わせます。もう1枚は4つ折にして、その上に頭をのせます。
バスタオルが1枚しかない場合は、まん中にくぼみがあるまくらをバスタオルを作ります。タオルを端から肩のラインに合わせた幅で丸めてくぼみを作り、凹んだ部分に首にあてることで、枕の代わりにします。
*上記に示した対処法はあくまで一般的なケースです。
一般的な寝違えであれば、自宅で1ー2日安静にしていると痛みは和らぎますがまれに「重症の寝違え」があります。その場合は、まったく顔を動かせなくなり唾を飲み込むのさえ痛みが出るぐらいです。そのような患者さんは年に一人二人は来院されます。その人たちの原因の多くは高いまくらで寝たり、ソファーの肘掛けで横向きで寝たりした場合に起きています。最近は寝ながら高枕でのスマホには気をつけてください!
寝違えを繰り返す方や痛みが強い場合は、根本的な身体の歪みが原因の可能性が高いので、速やかにカイロプラクターか専門医にみてもらいましょう!