テキストサム損傷

テキストサム損傷についてですが

 

2015年3月9日、ドコモさんが、自社の公式ツイッターで

 

注意喚起したのがきっかけで、ヤフーニュースでも取り上げられ、

 

メディア各社が動いたようです。

 

その後、取材依頼があり、ご質問にお答え致しました。

 

ただ、テレビなどは短い時間ですので詳細が伝わらない

 

可能性があるので、一度ここで整理いたします。

 

まず、「テキストサム損傷」という名称についてですが

 

正直、出処がわかりません。サムとは英語で親指ですし、、、

 

なぜ、この損傷をテキストサムと呼んでいるのかは不明です?

 

次にこの損傷はどこに何が起きているのかですが

 

下のドコモさんの写真を拝見いたしましたが、この写真自体は

 

00134

 

そんなに大きな問題ではないと思われます。(後ほど理由は説明します)

 

そもそもこの指の第一関節と第二関節の間の骨は、下図のように

 

骨自体、真ん中が凹んだ骨なのです。

 

IMG_1682

 

そして、そもそも小指に付着する筋肉の特徴があって

 

下のイラストのように、小指の内側には筋肉が指先にまで行っていますが

 

(このイラストでは示してないですが、内側は先の骨まで行っている)

 

外側は、矢印のように根っこまでしか届いていないのです。

 

IMG_8480

 

詳しく言うと、小指には骨間筋が内側にはあるが、外側にはないのです。

 

他の指は内側外側の両側にあります。

 

結果、小指は内側に曲がりやすく、外側には曲がりにくいのです。

 

変な使い方を継続すれば、第一関節が内側に変形する可能性があるのです。

 

この第一関節が曲がった状態が変形であり、ドコモさんの写真は第一関節は

 

変形していないので、この状態の場合は、そんなに気にされなくて

 

いいと思います。ただ、その先の第一関節が内側に曲がってきて

 

曲げたり、捻ったりして痛みがある場合は、何かしらの

 

損傷がある可能性があるので

 

整形外科で診てもらうことをオススメいたします!

 

また、成長過程のお子さんは、特に注意が必要です!

 

どちらにしてもスマホと付き合う方法は、できる限り

 

「長い時間使わない」「片手で操作しない」

 

「悪い姿勢で操作しない」が基本です!

 

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