脊椎の重要性
上肢で言えば、肘・肩関節の痛みや手や腕へのしびれなど
下肢で言えば、膝・股関節の痛みや足へのしびれなど
これらの症状を改善させるには、
脊椎へのアプローチ=脊椎の安定性=軸の治療が
重要になります。
以前ブログでも取り上げた「梨状筋症候群」なども同様です。
脊椎には脊髄を守り、脳から送られてきた神経を末梢へ送る役割があります。
その時に通過するのが、上下の脊椎(椎体)の間にある
神経孔というトンネルです。
これは、高速道路に例えれば、「それぞれの高速出口です」です。
一般道に降りるには、必ず出口を通過せねばなりません。
ここで事故があれば、一般道には降りられませんよね。
そうです。椎間孔に問題があれば、上肢や下肢への末梢への
悪影響は計り知れないのです。
先日の患者さんは、歩行時に足に力が入らず、股関節や膝の痛みや
違和感で来院されました。詳しくみてみると、腰椎が右にズレて下肢への
筋力低下もありました。但し、本人が訴えているのは、膝や股関節の痛みと
歩行困難なのです。腰には痛みや違和感は存在しません。
しかし、検査後施術したのは、腰のズレを戻し、「脊椎の軸調整」です。
結果、数回の施術で筋力低下は改善し、痛みや歩行困難も
徐々になくなりました。実はこのような症状で来院される方が
特に珍しくもなく日常茶飯事なのです。
症状は様々ですが、毎日多くの方に対して
この「脊椎の軸調整」の施術しています。
上肢や下肢の患部だけみていては、わからない症状ばかりなのです。
画像診断を重要視する医療では、見逃しがちな症状が多いことに
私たち、カイロプタクターは気がついています。
今後も、積極的に根本治療に繋がる
「脊椎の重要性」を患者さんだけではなく、
整形外科医師や理学療法士の皆様に伝えていく必要性を感じています。
それが、多くの皆様の不定愁訴と呼ばれる症状の改善、医療費の削減に
近道だと確信しているからです。