逆流性食道炎の原因って『ぽっこりお腹』?

数年前より、おへそより上のお腹ではなく、おへそより下の

 

下腹が出る、通称「ぽっこりお腹」な状態の方が

 

多数来院されています。

 

16.001

 

ぽっこリお腹と聞くと、一見可愛い感じですが

 

実は、あまりよろしくない状態と言えます。

 

なぜなら下腹が出るということは

 

胃が下垂してその他の内臓も

 

下垂している可能性があるからです。

 

その中でも最近気になる症状が

 

「逆流性食道炎」またの名を

 

胃食道逆流症(Gastroesophageal Reflux Disease:GERD)

 

この障害ですが、もちろん、

 

逆流に伴う食道の発赤やびらん(ただれ)が存在する場合があるので

 

しっかり内科的な処置も必要です。

 

しかし、ぽっこりお腹な状態を治さないと

 

繰り返して発症する可能性があると推測しています。

 

 

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*上記イラストはアステラス製薬さんサイトより抜粋

 

以下は、私の研究の結果ですが

 

上イラストのように下部食道括約筋が

 

しっかり活動し閉まることにより逆流が防げます。

 

しかし、胃下垂になれば、胃が下垂し

 

下部食道括約筋(LES)がゆるむことが考えられるからです。

 

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*上記イラストは東京慈恵会医科大学 外科学講座サイトより抜粋

 

また、下垂した内臓を引っ張り上げようと

 

横隔膜が固まります。

 

これも下部食道括約筋が活動できない状態にしている

 

可能性があるのではないかと考えています。

 

ぽっこりお腹に効果的なセルフストレッチを紹介いたします。

 

G57

 

現在、症状がなく、ぽっこりお腹が気になり

 

逆流性食道炎を繰り返す方は是非お試しください。

 

両手を肩幅より少し広めにして肩甲骨を下げるようにして

 

上体をあげていきます。その時にお腹の上の方(横隔膜あたり)

 

を徐々に伸ばすようにゆっくり反らしていきます。

 

この時に背筋を使って腰を反らさないように注意する!

 

*注意:このエクササイズで腰や胃が痛むなど、

 

違和感や痛み、また他の症状が気になる方は

 

すぐにエクササイズを中止し、専門医に相談してください。

 

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