筋スリング(筋連鎖)による障害

筋スリング(筋連鎖)とはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、この崩れによる障害がとても多いのです。前回お伝えした、「股関節・膝連動症候群」やその前の記事「ひじ・肩連動症候群」にも通じるのが筋スリング(筋連鎖)の崩れによる障害です。

例えば、歩行もこの筋スリングが起きています。左足を上げる動作(遊脚相)の時に働く筋スリングが、腸腰筋、ハムストリング、前脛骨筋です。反対足では地面に足が着いて伸ばした時(立脚相)に働く筋スリングが、大臀筋、大腿四頭筋、腓腹筋です。また同足では、逆の筋スリングにおいて抑制が働きが起きなくてはいけません。

筋スリングjpg

仮に、右の腸腰筋に固まり(収縮性の緊張・癒着)などがあると、右足をあげる時には、左足では伸筋スリングが働いておりますが、右足が立脚相になる時には、この腸腰筋の固まりがあるために、右足の伸筋スリングの連鎖が上手く働かなく(殿筋が機能しにく)なるのです。加えて反対足でも、左足の屈筋スリングに悪影響を及ぼす可能性が生じるのです。

これらの歩行時の筋スリングは、上肢と下肢でも起きています。通常では、左足をあげた時には、反対上肢の右腕に屈筋スリングが起きています。これらの筋スリング(筋連鎖)が崩れると、下肢の影響が上肢の痛みに現れることも珍しくないのです。

これらの筋スリングによる障害を防ぐには、この右足腸腰筋で起こっているような固まり(緊張・癒着)を取り除き、正しい筋スリングの再教育が重要になってきます。またこの腸腰筋の固まりは、腰部・骨盤のアライメントの崩れによって起こることもしばしばあります。そこはカイロプラクティック施術で、腰椎・骨盤の矯正が効果を発揮します。

ウォーキングやランニングをしている方で下肢に違和感や痛みがある場合

筋スリング障害は 一度ご相談くださいませ。→KIZUカイロプラクティック 院長木津まで

 

(参考資料:ヤンダ・アプローチ Phil Page,Clare c,Frank,Robert Lardner著 三輪書店)

文献:Based on T,Myers,2001.Anatomy train(Edinburgh, Scotland:Churchill Livingstone)

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