ランナーにとって重要な二関節筋について①(ハムストリング)

先日、年に数回開催している、城西高校陸上部長距離の選手たちへの

走り方&ケア法の勉強会をしてきました。

今回のテーマは、「二関節筋のストレッチ法」です。

二関節筋を取り上げた理由は、怪我で走れなかったり

ベストなパフォーマンスができかかったりするランナーが多く

その要因の一つに考えられるのが「二関節筋」だからです。

今回取り上げたのは、ハムストリングと大腿四頭筋です。

この二つとも二関節筋の代表で、走りの中で、股関節や腰椎そして

下腿にも影響を与えとても重要な筋肉です。

 

IMG_8945

 

IMG_8983

*写真を撮り忘れたので、以前の講義のイメージ写真です。すみません、、

 

今回は、ハムストリングについて解説します。

ハムストリング筋の働きは、股関節の伸展、膝関節の屈曲ですが

内側と外側では、上記に加えて、

ハム動きjpg

内側ハムストリング(オレンジ色)は、膝関節の内旋

外側ハムストリング(赤色)は、膝関節の外旋

の働きがあります。

上イラストのように、股関節と膝関節の二つの関節にまたがっています。

当然、走り方や、左右の足では、緊張具合が違うのです。

そして何より、二関節筋なので、股関節や膝関節に対して歪みを加えた状態に

なっていることがとても多いのです。

結果、ストレッチ時には、自分がやりやすい状態(関節が歪んだ状態)で

行っている人が多く、障害の原因になりやすいのです。

自分では、ストレッチで伸ばしているつもりが、他が伸びたりして

焦点が合っていないストレッチをしているのです。

ストレッチ時の注意点としては

特に骨盤を安定させた状態でのハムストリングのストレッチが理想です。

また、内側と外側では働きが違うわけですから、どちらの筋肉を

伸ばそうとしてるのかも考えて行いましょう!

*次回は大腿四頭筋のストレッチ時の注意点を取り上げます!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする


コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です