歩き方を変えると◯◯の負担が減る
前屈みになって歩いたり、どちらかの脚に載せながら歩いたり、後ろ体重になって歩いたりしていると膝や股関節に支障を来す可能性があります。
歩き方を変え、正しい歩行周期にすると、膝や股関節の負担が減るのです!
もっと将来的なことを考えると、少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、歩き方を変えると医療費の負担が減るのです!
ところで歩くって?
どうやって歩けばいいか考えながら歩いている人は少ないと思います。
歩く動作は、誰でも、ハイハイして、つたえ立ちして、
その後、やっとこさ歩いて
皆が拍手して、喜んでくれて、笑顔になって歩き始め、
その後は、自分の歩きやすいように自然に歩いている訳です。
街を歩いている人を観察すると、様々な特徴があります。皆さんも自分の回りにいる親しい人が100m前を歩いている姿で、あれ誰々だ!とわかるはずです。
それほど個性があります。
個性的な歩き方がいけない訳ではないのですが、その影響がある場合もあるのです。
特に気になるのが、後ろ体重で歩いたり、どちらかの一方の脚を軸に歩いたりしている場合です。
まず、後ろ体重ですと前に脚は出ますが、後ろに脚が出にくくなります。
結果あまり地面を蹴れなくなるので、膝の自然な機能が働かないのです。
(足関節や股関節も同様です)
また、片足重心で歩いていると(これも非常に多い)どちらか一方の足は蹴っているが、
もう片方はあまり蹴っていません。そうすると腰や骨盤が歪みます。(前回のブログで取り上げたスカートが回る原因です)
結果、このような動きを長年繰り返していると腰や下肢の障害に繋がるのです。
今年、7月と11月に「血管を強くする歩き方セミナー」を東京大学医学部附属病院循環器内科の稲島医師と共同で開催いたしました。
このセミナーでは、筋骨格筋と血管への影響を検証し、歩き方を分析し、実際に歩いてもらう実践型のセミナーとして大変ご好評でした。
今後もこれらのセミナーを通して、多くの人に歩き方の重要性を伝えるとともに、歩き方の影響を研究し、その結果を順次、施術や実践型セミナーとして反映させて行きたいと思っております。
*今年10月に「行動姿勢研究会」という学会を立ちあげました。
この研究会では、カイロプラクターや医師が意見交換を行い「座る、歩く、走る」などの日常の行動姿勢を研究し、最終的には医療費の削減に繋がることを目的にしています。