骨盤のポジショニングについて

骨盤のポジショニングはあらゆるアスリートにとって重要です。

今回は、その中でも特に骨盤のポジショニングに影響される

バレエを取り上げてみます。

バレリーナは、骨盤のポジショニングができない為に

痛める方がとても多いのです。

それは、バレエをしている人なら誰でも知っている「引き上げ」が

正しくできているか否かということでもあります。

 

下の骨盤の傾き写真をご覧ください。

前傾と後傾の中間ぐらいがニュートラルな状態になります。

このニュートラルをバレエをしている時に意識できるかが

引き上げの重要ポイントになります。

しかし、多くの方が、「骨盤の傾き」について間違った

認識を持っているのです。

骨盤傾斜2018-1jpg引き上げ時には

上の 写真のニュートラルなポジショニングが理想です。

しかし、バレエ指導者やコーチから「骨盤が後傾してる!」

「骨盤が前傾してる!」と言われたりするので、

微妙に動かして修正するのです。

しかし、この修正の時に起こるのが下イラストの

「反り腰」や「タックイン」という状態です。

 

骨盤ポジショニングイラストjpg

反り腰は、後傾している骨盤を無理やり起こそうとし

「前傾」してしまった時に起こります。

タックインは、反り腰を注意された時に無理やり

お腹に力を入れた時に「後傾」起こります。

(*このイラスト後傾し過ぎですが、、、すみません)

これらは、服直筋や脊柱起立筋など身体の中をタテに走行する筋肉を

優位に使っています。見た目だけ整えている状態と言っても

過言ではありません。(タテの筋肉を優位に使うと体幹は縮ます)

また、無理に変な筋肉を働かせるので、足ももや背中に緊張が続きます。

 

ではなぜこのような状態が起こってしまうのでしょうか?

それは、骨盤の傾きを点で捉えているからなのです。

骨盤の傾きは、床から下半身そして上半身への繋がりの中で完成します。

骨盤だけにフォーカスすると

「反り腰」や「タックイン」を作ってしまうのです。

次回は、この床からの下半身〜骨盤〜上半身への

連動について解説いたします。

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上写真はモデル・俳優養成スクールでの「立ち方セミナー」の様子

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上写真はチアダンサー向け「骨盤ニュートラルセミナー」の様子

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