アスリートの様々な関節で起こる筋・筋膜系の障害について
アスリートの様々な関節で起こる筋・筋膜系の障害について、とても有効な施術手順と考えられるので文章にしてまとめてみたいと思います。
インナーマッスルを動かしたいけど、外側のアウターマッスルが優位に働く
この現象が、様々な障害を生んでいるのではないでしょうか?
これらの障害を治していくには、先ず、主に浅層のアウターの筋筋膜の動きを正常にしなくては、インナーが正しく活動できません。そこでそれら組織にグラストンや筋膜フォーカスリリースの施術し関節に遊びを作る必要があります。その後、インナーマッスルを活性化して、関節を正しい動きに矯正もしくは、再教育してあげれば、正常な関節が回復すると思われます。
以下写真は、アスリートの肩関節に対してのグラストン施術の様子です。
では、これらの障害を予防するには?
その動きをするときの「姿勢」が重要なのだと思います。それもニュートラルな姿勢です。
例えば、
ベンチプレスをするときの体幹に対しての肩甲骨の位置
野球の投手の投球始動時の体幹に対する肩関節の位置
サッカー選手のボール蹴る始動時の体幹に対しての骨盤の位置
バレリーナに関して言えば、すべての動きに関して、床から頭部にかけての力のベクトル(バレエの動きは複雑なので、それだけではありませんが)
これらの上記の例において
すべてのニュートラルな姿勢から発動する、肩関節や股関節の動き、腕や足の動きなのだと思います。また、アスリートだけではなく一般の五十肩や変形性股関節症の原因の一つとも言えると思っています。
例えば
変形性の股関節症や膝関節症については、歩いているときに足を動かしている時の、体幹に対する骨盤の位置、五十肩で言えば、腕を動かす時の、体幹に対する肩関節の位置が関与してのだと思います。そして、その状態が何年も続けば当然、痛みから始まり強いては、関節の変形性疾患にも繋がるではないでしょうか。
では、一般的に予防するには、どうすればいいのでしょうか?
簡単に言えば、何気ない動きの中で、下半身を動かすときに上半身の姿勢をニュートラルにしておく習慣をつけるといいでしょう!足を動かすときに、上半身の姿勢を気をつける。腕を動かす時に背筋を伸ばすという感じでしょうか。
引き続き、こらら障害の原因について検証研究していきたいと思います。
KIZUカイロプラクティック 木津直昭
*グラストンテクニックは、20数年前に米国でアスリートにより発案開発された専用の器具を用いて筋膜を擦り瘢痕化した組織を解きほぐし癒着した筋膜の可動制限を解放する施術法(器具補助軟部組織可動法/IASTM: Instrument Assisted Soft Tissue Mobilization)の先駆テクニックとして、全米2万人のクリニシャン(理学療法士PT・アスレティックトレーナーATC・カイロプラクターDC)に利用され、アスリートから高齢者まで目を見張る臨床効果実績をあげています。日本では、2011年以来400名のプロヴァイダーが輩出され、筋膜ブームの最先端を担っています。(グラストンテクニック公式サイトより)
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