ひじ・かた連動症候群
最近気になる症状が、肘から手首への痛みや違和感です。
物を持った時に痛む
肘をひねった時に痛む
かばんの奥に手を入れてものを取り出そうとした時に痛む
パソコンしていると痛む
スマホしていると痛む
などなど・・・・
これらの肘付近の障害は、一般的には
上腕骨外則上顆炎(テニス肘)
上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)
肘部菅症候群など
と診断されたり、そう呼ばれたりしていますが・・・
これらの障害は、その起こった結果を示しています。外則上顆炎といえば、肘の外側にある関節付近に痛みを覚えます。そして、原因はといえばその関節や筋肉に負担がかかった結果として捉えられています。
しかし、本当の原因は使い方にあります。その使い方も、肩〜肘〜手首への連動が重要です。仮に、パソコンのキーボードを打つ時には、手首は内旋しないと打てません。その時に肘関節も内旋しないといけません。そして、同時にその時に肩関節も内旋する必要があります。しかし、この時に肩が前に巻き込んでいる状態ですと、この肩関節(正確には肩甲上腕関節)において上腕骨が内旋することができません。その結果、肘関節では、この肩関節(正確には肩甲上腕関節)の動きを負担しないといけなくなります。無理に内旋させる必要が出てくるのです。
それが、肘関節や手首関節への筋肉や関節の負担に繋がっているのです。ということは、肘の障害の原因を治す(根本的解決)には、肩関節へのアプローチが欠かせないのです。パソコンやスマホで酷使している方が多く、これらの障害があまりにも多いので「ひじ・かた連動症候群」と名付けることにしました!
実は、股関節〜膝関節〜足関節との連動でも同じことが言えます!「次回は、股関節・ひざ連動症候群」について解説いたします。