寝返りできない程辛い、パソコンやスマホで起こる肩周りの痛みって? 肩甲上神経絞扼性障害 (けんこうじょうしんけいこうやくせいしょうがい)

  肩甲上神経絞扼性障害(けんこうじょうしんけいこうやくせいしょうがい)

 

この難しい名称の障害ですが、実は増えています。

 

なぜならパソコンやスマホで肩甲骨が前に来るからなのです。

 

肩甲上神経とは、首の付け根から出て肩の筋肉(棘上筋、棘下筋)

 

へつながっている末梢神経です。腕を挙上するのに必要とされています。

 

この神経が、何らかの原因で圧迫されると、

 

これらの筋肉が麻痺を起こし、その結果肩が挙上できなくなったり、

 

肩が重くなるような感じが出ます。この症状がとても辛く、夜寝れない状態に

 

なることも珍しくありません。寝返りできないぐらい痛みが強いのです。

 

この症状は、いわゆる五十肩や頸椎疾患の症状と似ているので、

 

見逃されることが多い疾患です。

 

この障害のメカニズムは、身体の構造自体にあります。

 

この首から出た神経の通る部位がキーポントなのです。

 

肩甲上神経

 

この肩甲上神経ですが、上図のように肩甲切痕部の骨とその上部に張っている

 

肩甲横靭帯とのトンネル(間隙)を通ります。

(人間の神経障害は、これらのトンネルで起こることが実に多い!)

 

「トンネルを抜けたら雪国だった」じゃないですが、

 

トンネルを出たら、急に道が曲がってしまったみたいな状態のです。

 

それが肩甲骨が前方に巻き込んで固定されると起こる可能性があるのです。

 

この部分で神経が絞扼や牽引され、神経の支配領域の肩甲部から肩関節部に

 

及ぶ鈍痛(深部痛)や脱力を生じるのです。

 

患者さんは「だるくて腕に力が入らない」とか「腕があがらない」

 

「昨夜は痛みで寝れませんでした。」とうったえます。

 

シャツの着替えはできなくなり、肩を前方に動かしたり、

 

反対の肩を掴もうとしたりしても

 

痛みが増強します。絞扼が長期間に及び麻痺すると

 

棘上筋、棘下筋が萎縮を起こすこともあるのです。

 

下記の症状などが出現いたします。

 

・肩が重い感じがする

・腕が上がらない

・肩周りのしびれ感

・肩周りの違和感

昔から、野球やバレーボールの選手に多いと言われ、専門的には絞扼部位を軽く叩いたり、触れたりすると放散痛(チネル徴候)がみられます。一般的にはガングリオンや骨棘による圧迫などが原因と言われていますが、重篤な状態(神経の麻痺など)がなければ、カイロプラクティックの施術で肩甲骨の位置を戻し、トンネルを越えたらまっすぐな道にしてあげることにより改善することが可能です。ここ1−2ヶ月で数名来院されています。それだけパソコン・スマホの影響が大きいのです!

但し、繰り返しますが、肩の周りの筋肉が痩せてきている(筋萎縮)といった症状が出たらすぐに専門医の診察を御勧めします。

 

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